P1040652_ しかしとてつもなく良い天気と広大な雪原。

ポップな音楽が流れる人工ゲレンデとは違う静けさがとても心地良い。


張り裂けそうな太股と脹脛もやや回復してくる。

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P1040654__3

雪原の左脇を進み山頂へ向かっていく。

休憩でやや回復。

P1040658__2暫く歩いて、再度休憩。

oiさんのシブイ迷彩が眩しい(笑)。skinsのウェアで着心地は良さそうです。

そして、ここからが今回の最難関の急坂。

P1040661__2 ここでもmuuさんが先頭を行って誘導してくれます。

そして最後尾はhiroさん、とても安心です。

この先の稜線までとにかく行かねばなりません。

ざら目の雪で登り易いとはいえ、かなりの急角度。

スノーシューのつま先をザクっと雪坂へ入れないと、足がずれて登れません。

辛いのは足だけではありません。

両手ストックも前へ前へキチンと入れないと、ボードを載せた重量級のザックで左右に揺れ、身体が安定しません。



駅の階段を5段飛ばしで500段くらい登って行く様な感じでした。

足がもう上がらない、、、

しかし皆さんのペースは変わらない、、、

私は遅れながらも着いていく、というか足を上げるのが必死でした。

P1040662__2そして何度も何度も雪に足を取られながら漸く稜線へ!

必死の形相で水分補給をするtomyさん。



P1040663__2楽勝で手馴れた感じのhigaさん。

彼はトレラン(山岳マラソン)100kmを22時間で走りきったという超ツワモノさんでした。

凄過ぎる!!

P1040667_稜線からは素晴らしい景色が見えました。

あと少しと思ったら、まだココから約300mは登らないといけないらしい・・・。

P1040668_この写真の一番上の、見えないまだ更に先にピークがあるらしい。

この段階で100%の体力を使い切った私は正直言ってもうココで断念したかった。

P1040669_

もう滑って下りてしまいたい。。。

しかしピークも見てみたい。。。

ヘロヘロな私以外の皆さんは、ピークへの道について話をしています。


でももう行くしかありません。

私はパンパン、ガチガチな足を引きずりながら進んでいきます。

P1040674_青いズボンは私です。

蹴り込み、蹴り込み。

一歩一歩進んでいきます。

しかし、あまりの辛さにもう動けない状態に、、、





その時hiroさんが声を掛けてくれました。

「5歩、10歩進んだら、少し休もう。その繰り返しで無理なく進めばイイ。自分のペースで!」

休み休み行くとなんとか進める。

非常に有難いお言葉でした。

私のペースに合わせて頂いて、hiroさんもさぞかし登り難かった事でしょう。

申し訳ありませんでしたが、少しずつでも進めることができました。

P1040678_前を行くtomyさんとその後ろの私。

撮影は最後尾のhiroさん。

青い空だけが広がります。

この写真で約1500m付近でしょうか。

あと約200m程あります。

ピークまで最後の最後のハイクアップ映像。
これほど辛いスポーツはした事があるだろうか?
その身体の痛みも周りの雪景色が励ましてくれ、ほんの少しずつピークへ近づいていきます。
P1040682_
12時14分、そしてピーク到着!!!!!                  私とhiroさん
絶対に無理だと思ったけれど、登頂する事ができました!
見守り続けてくれましたhiroさん、ありがとうございました。
P1040691_山頂では既に到着していた先人の方々はお昼を取ったり、寝転んでいたり(笑
皆さんがコンロを持って行かない理由が分かりました。

とてもそんな事をする気持ちに成れないから。

朝6時に沸かしたお湯を、ポットからカップラーメンへ注ぎます。

P1040686_多分60度くらいのお湯だろうか。

3分待ってもまだ硬い、それでもほんのり温かいラーメンは美味しく十分食べれた!

重くて持ってくるのを迷ったけれど、こんな美味しいビールは呑んだ事がないかも!?




P1040684_ワンタンを食べるmuuさんの向こうに見えるのは、日本三名山の白山!
とても美しい!!

P1040698_そして、いよいよメインイベントのスノーボーディング。
でもその前に、雪崩チェックをして頂きました。

圧雪の人工ゲレンデでは無く、もちろん自然そのまま。

今回、私以外の全員はビーコン(雪崩に巻き込まれても電波を発信し、自分の居場所を知らせる機械)を装着していらっしゃいました。

こんな場所に来るのは当たり前の装備なんです。

手馴れた皆さんから見ると、今日の雪は問題なさそうですが、私への講習も含めてその方法を実践し安全を確かめてくれました。


P1040704_ではいよいよです。

7人でじゃんけんをして私は4番目に滑る事に。

この美しい稜線の向こう側へ滑ります!


P1040707_
これ、かなりの急斜面です。                          目前のmuraさん
上手く滑れたら、超気持ちいいだろうなぁ~。

しかし私の足は、超ガクガクブルブルです(汗

しかも背負っているザックはまだ8kg近くはあるのじゃないだろうか?


滑り出しは悪くなかった(はず)ですが、3回ほどターンをした所でビビリが入りました。

ビンディングの位置を直前で変えたのも良くなかった・・・。曲がりが悪い。

折角の新雪を木の葉すべりでザクザク削ってしましたした(後続の皆さん、失礼しました)。

それでもなんとか一本目を滑りました。

P1040710_ 天気は相変わらず最高[E:sun]


それでは手馴れた方々の滑りを動画で。


※と思いましたが、you tubeとうまく連動してくれませんので、スノーボーディング動画は後日。
ここで見れますか?
http://www.youtube.com/user/katuo55



素晴らしい滑りです。



そして2本目を滑った所で、私は皆さんとはぐれてしまいました(超汗・・・

全然違う方向に滑ってしまっていました。

幸い無線を持たせて頂いておりましたので、連絡をすると、

「滑った山に背を向けて、太陽に向かってやや左に進んでください」とのこと。

しかし白銀の世界に立ち木のみは、かなりの不安にさいなまれます。
木に阻まれボードで滑っていく事が出来ないので、重い足を引きずって歩いていきます。

しかも進行方向はやや登り・・・。



そしてようやく待ってくれていたhiroさん、higaさんの姿が見えるところまで来た所で、無線がポケットから無くなっている事に気付く[E:down][E:down][E:down]

仕方が無い、自分がトレースした所を戻っていくが、疲労と不安で心身ともにボロボロ。

戻っても見つからずにいると、お二人が探しに行こうと云ってくれ、見つけてくれました。

待っていてくれたのに、またさらに時間を掛けてしまって誠に申し訳ありませんでした。。。




雪原では他の皆さんも私を待っていてくれました。

そしてホントにもうボロボロの状態。

雪原の先にスノーボードで下れスタートコースへ戻る林道があります。

そこまでの道程は、スノーシューを履いて、また足を引きずりながら一歩一歩進んでいきます。
最後の水分を飲んでしまいました。


この辺りの写真が全然ありませんでした。

疲労が最大でとてもカメラに手が回らなかったのでしょう。


ようやく林道手前の所でビンディング装着。

足の踏ん張りが利かないし、林道は倒木があり、狭いしコースを外れると崖だし・・・。

なかなかスリリングなコースです(冷や汗


ほぼ最後の林道で写真が一枚残っておりました。
P1040712__2 林道って、こんな感じです。

最後の所は完全に倒木でボードでは不可。

この右側の崖で、エキスパートのお三方は再度滑られます。

YouTube: 野伏BC①

ひょえー、この超急坂を滑っていかれます。

落とし込みがあったようでコケはりますが、この度胸はスゴイものがあります。

だってまたこの後、歩いて登ってこないといけないですし、体力もスゴイ!


とても私には真似できません。
P1040714_ 最終到着は16時30頃。
もう行きたくない?!
いやもう一度体力が出来たら、リベンジに参りたいと思います。

でもスノーハイクはもう少し短目が良いですね・・・f^^;



この後、温泉入って、焼き肉食って、

帰宅は翌日になっていました。

0泊3日の強行ツアー、皆様大変お世話になりましてありがとうございました。

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