P1150296_Panasonic FT1 28mm

2年ぶり弥山双門コース。

梅雨明けしたものの二日前から降雨、天気予報は曇り。

和歌山方面が前日大雨洪水警報だったので川の増水も懸念されたが、なんとか行ってみた。

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~大峰ブルーを堪能!!~

P1150072_P1150074__2 左:天川村役場(AM4:50)

右:熊渡(AM5:10)

メンバー:kappaさん、tonkatsuさん、tekapoさん、ootaさん、私の5人

前日出発、役場駐車場待ち合わせ、一台で熊渡へ。

コースタイムが約9時間なので休憩や沢でゆっくりしていると恐らく11時間かかると予想。

明るいうちに早く出発(AM5:20)

P1150077P1150076 看板の通り「急な岩場やハシゴが続く上級コース」。

道にも迷い易くあまり気軽に入るコースではない。

滑落など怪我でもあれば現地立ち往生する事必至、携帯はdocomoもスタート直後に圏外で救助要請も不可能。

さらに場所にも因るがヘリでの救助もほぼ困難と思われる。

そういう意味では北アルプス3000m峰の方が救助は早く容易と思われる。



とはいうももの、安全に配慮すれば素晴らしいコースである事は間違い無い。

コース経験者との入山が望ましい。



ということで、今回はtekapoさんも急遽ご一緒できる事になり、気は引き締めるものの安心して進んでいけた。

P1150078_白川八丁へ向けた林道、約40分。

P1150084_いつ来ても信じられないが、この堆積した河原の下に川が流れているのが弥山川(みせんかわ)。

P1150091_少し進んで行くと大峰ブルーが見えてきて全員テンション上がる!

P1150092_ガイドのようなtekapoさん。

P1150097_釜滝到着AM6:20、コースタイム通り。

自然の造形美を感じ心地良く進む。

P1150108_双門の滝・狼平へ向けて。




P1150106_しかしこの通り崩壊しているハシゴや登山道も多い。

P1150111_P1150112_P1150115_前日からの雨で足元がかなり滑りやすい。

気温は高くは無いが、湿度がかなり高いようで大量発汗。

苔むす緑が美しい。

P1150120_時折見せてくれる透き通る川が心癒してくれる。

ホントにキレイだ!

P1150136_透き通る葉っぱにも癒される。

P1150144_P1150154_天然岩に差し込まれた太い鉄筋。

これを使わないと進むのが難しい。

P1150156_地図上では「危・迷・危・危」のマークが続いたが、なんとか一ノ滝到着(AM7:40)。

コースタイムプラス20分、写真を撮りながら歩いているからだろう。

P1150161_ゴーゴーと水がほとばしり、マイナスイオンいっぱいでとても涼しい。

P1150164_今回は川の中に入ってもすぐ乾くようにモントレイルのトレランシューズにした。

また荷物も最小限にしてバックカントリー用の18Lザックに飲料2L、天候を考えて雨具上下、行動食のみとした。

ラーメンとビールは置いてきた。




P1150168_吊り橋を渡ると、、、





P1150170_いよいよ鉄ハシゴの始まりだ。





P1150173_P1150175_数本の鉄ハシゴを超えたら一面苔。

ここはルートを見誤り易く、赤テープを探しながら進んでいった。

要注意。

P1150182_そしてまた鉄ハシゴ。

結構急である。

P1150184_時折キレイな緑が心和ませてくれるものの、、、

P1150186__2またハシゴ、、、

P1150193_ またハシゴなのである。

登ったと思ったら下りるし。




P1150194_そしてやっと幻の名爆「双門の滝」が見えた(日本名爆100選)。

ココが仙人嵓前のテラス で、写真の4人が立っている場所は断崖絶壁というか、オーバーハング(出っ張っている)になっている。

2回目ではあるが、自然のすごさを感じずにはいられない。

P1150196_P1150199_しばし休憩。

荘厳な滝に見惚れる。。。

P1150203_野生の紫陽花。

P1150204_そしてまたハシゴを登ったら、、、

P1150208_P1150209_開けた場所で休憩。

ここでAM9:40。

滴る汗・・・。

P1150212_P1150217_標高1400m、ミヤマクワガタの雌。

さてココからせっかく稼いだ標高を下っていきます。

P1150226_P1150229_30分ほど下っただろうか、漸く沢に出た。

あまりの暑さにTシャツ脱いで飛び込んで泳いだ(私だけ)。

しかし冷たくて水の中に入っていられない・・・。

しっかりクールダウン。

最高に気持ちよかった!!

ただ目的地はまだまだ先。

P1150239__2このまま沢は進めないのでいったん登山道に戻るがまた鉄ハシゴ・・・。

落石でハシゴが歪んでいる。

気をつけないといけない。

P1150245_高巻きして再度沢へ。

さぁココからは沢シューに履き替えてジャブジャブ進んでいける!

P1150249_太田の顔が冷たそう^_^



P1150256_tekapoさんがスリングを用意してくれていたので三点確保をしながら安心して大きな岩をみんな越えて行った。

P1150267_P1150268_P1150271_途中とんでもない崩落が起こっていた。

恐らく去年の和歌山を中心とした大豪雨の影響だろう。

地図にはある河原小屋は影も形もなく根こそぎその場所は無くなっていた。。。

P1150279_このお陰で沢の水も濁っていたが、この崩落場所を過ぎれば本来の大峰ブルーがまたその姿を現してくれた。

P1150283_P1150289_ホントに気持ち良い、心地良い。

自分達だけの弥山川を遡上していく。

P1150296__2P1150301_

動画がこの気持ち良さが一番伝わるだろうか。

川の流れ、音。。。

P1150305_P1150307_P1150310_ちょっと写真くどいですか?!

ホントキレイなんです。

予想外に晴れ間も見えるけど、水はホント冷たいです。

真夏日、猛暑日なら泳ぎながらいけるけど、腰まで浸かっても寒いくらい。

P1150317_しかし最高のひと時、来て良かった!

晴れ男効果も発揮出来ました v^_^v

kappaさん。

P1150323_P1150374_大峰ブルーとはまさにこの事。





P1150346_沢も後半、名物の鎖ハシゴを登る。

P1150364_名物その2、空中回廊。








P1150384_狼平の避難小屋に到着。

昼食をとることにした(12:40)。

熊渡から実に7時間20分かかった事になる。

標高1700mのこの場所は結構寒い。

特に濡れたままで、曇り空ではなかなか服が乾かなかったので。

P1150389_本日のメンバー5人揃って。

ここで夜テント張って星を見たら想像を絶するキレイさだろう。

なんせ電気は全く無いのだから。

P1150394_小一時間の休憩、しかしのんびりはしていられない。

出発地に向けて歩き始めた。

ココからは殆ど下りであった。

P1150398_P1150406_神が宿っていそうなブナの森を進む。

ここにはきっと居そうな気がする。

神聖なる森、という感じ。




P1150412_熊渡に行く唯一の目印。

狼平から約1時間、ここは絶対に見落としてはいけない分岐点。

P1150418_P1150423_P1150428_延々下りが続く。

膝が痛む。

しかし下りないと帰れない。

tonkatsuさんはソールが剥がれて滑って大変そうであった。

最終は杉林、ここまで着たら沢の水の音が聞こえる。

P1150431_P1150438__2ようやく林道に到着。

まだココから40分程歩かないといけないが、全員無事だったことに安堵を憶える。

もう怪我しても大丈夫 笑。

夏空も見えてきた。

もう一日遅ければなぁ、、、しかし天気予報の割には上出来であった!




車到着は16:40、実に11時間20分の行程であった。

さすがに疲れた・・・。

P1150441_P1150440_天の川温泉で最終疲れを癒す。


川で遊んだ家族がたくさん入浴していた。

ただココは風呂が小さいのでもっと大きな温泉のが良いかと思う。

風呂上りはゼロビールで乾杯!

皆さん、ホントお疲れ様でした!!!

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