P1250719_Panasonic FT1 28mm

この滝を越えなければ生きて帰れない、、、

自然美、神秘的な景色が目の前に広がる不思議と感動。

そして、生きている実感。

力ある仲間あってこそ進めるバリエーションルート。

これほどの難路は人生初だった。

ご一緒ご指導してくれた、カワちゃん、トンカツさん、のだっち、ホントにありがとう。

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~黒蔵谷遡行記は大人の冒険~

P1250547_当日の朝4時に富里温泉乙女の湯‎(和歌山県田辺市下川下989)でカワちゃんと待ち合わせ。

トンカツさん号には私とのだっちの3人。

今回2台にしたのは遡行終了してから車まで戻るのに林道歩き約15km程と遠いので、車を回送する為。

Photoトンカツさん提供

しかし途中でバックリ地面が割れて通行止め、、、おいおい聞いてないよ。。。

トンカツ号をデポし、やむ無く2時間かけてカワちゃん号を川湯温泉側へ回送する。

青字を時計回りに回ってスタート地点へ。

P1500180コレも国道らしいが、いや酷道だな、、、

こんな道を進みスタート地点へ。

P8280001_P1250548_ココから朝8時10分入渓。

P1250551_P1250555_いきなり透明度の高い清らかな水。

P8280004_今回の私は寒さとヒル対策を万全にしたつもり。

それほど冷たい沢水では無いが、とにかく寒いのが苦手なんで。

泳ぐのでヘルメット下の帽子は無し、ザックに付けたカメラバックはやや上目にしてレンズを濡らさないように配慮。

そして初めの難所「鮎返しの滝」10mを臨む。

P1250557_簡単に見えたが思った以上に難しそう。

P8280011_初っ端から泳ぎで取り付く。

P1250559_P1250560_いきなりザイルを出してビレイ(安全確保)して、カワちゃんに登ってもらう。

P82800151_P8280018_ヒィー、いきなりかぁ、、、

恐る恐るで登りきる。

そしてロープワークの分かるのだっちが最後尾で。

P1250563_私のレベルではとても先頭を切ることは出来ず、初っ端からお二人に頼りっぱなし。

ロングな行程なのにいきなり手間取る。

P1250568_P1250569_P1250570_その後は下の廊下に入り、連続する淵を泳ぐ。

Aap82800211_

私とのだっちはライジャケ着用、でもザックでも十分に浮かぶ。

私はザックを浮きにして背泳ぎでプカプカ楽しい。

流れは穏やかであるが、足は全く底に着かないので泳がざるを得ない。

P1250574_ 泳ぎながら撮るのは難しい・・・。

Ap82800391_2Ap82800401こんな場所でもスリング(お助けヒモ)を出してもらう。

宿泊道具やなんやらかんやら(アルコールは1Lあったが、、、)でザックは11kg超。

更にザックの中に沢の水が入るのでかなり重たい為、水面から上がるのにも一苦労。

P1250586_P1250587_そんな中、心癒してくれる?イモリ?えらい色やけど。。。

いや、沢の水で十分癒されている。

P1250591__2P1250593_

30mくらいの淵をどんどん泳いでいく。

水はそれほど冷たくはないが、スプリング(上下ツナギで半袖半ズボン)のウェットスーツを着ていたから。

のだっちはそれでも寒そうだった。

P1250595_P1250597_P1250599__2自然のスライダー。

P1250618_P1250619_P1250622_トンカツさんは3回くらい滑っていたかも(笑)?

確かに面白かったし痛くも無かった。

自然は偉大。。。





P1250629_今回かなりお気に入りの写真はコレ。

ファイト一発な感じで、カワちゃんにオロナミンCを持ってもらえばよかった(笑)


P8280065_恐る恐る。

天然シャワーは浴びまくり。

P1250637_P1250630_P1250638_進んでも進んでも、また泳いでまた泳いでの連続。

寒いわけでは無いが、身体から体温が下がることで体力を奪われているような感じになる。

P1250646_P1250647_のだっちはもう身体が冷えてしまったらしく、泳ぎたくないとのことで川べりをへつって行く。

トンカツさんはラッコで背泳ぎですね~。

P1250654_へつり成功!

さすが筋肉ムキムキのクライマー(笑)

P1250665_泳ぎ撮り。

P1250666_P1250670_P1250671_簡単に見えても沢シューでも思った以上に岩が滑る。

流れに逆らって岩にへばり付くのだっち。

P1250673_P1250679_P1250689_さて初日もう一つの難所がココ。

P1250690__2泳いで行かないと滝を越えれない。

しかし重い水の含んだザックを背負って、、、滑ってかなり難しい。

カワちゃん、のだっちが何度か失敗したがカワちゃんがザックを下ろしてなんとか成功。

P1250694_ガバ(手を入れる岩の隙間?)があったので何とかなったらしい。。。

立ち泳ぎした状態でヌルヌルの岩に取り付き、僅かな掛かりを軸に身体を持ち上げるのは極めて難しい。

私もザイルで引っ張ってもらってなんとか上がれたが、激しく体力消耗。

P1250696_ザックを引き上げる。

P1250698_ヌルヌルの岩を慎重に。

P1250699_P1250701_それを横目にカワちゃんはまた滝壺に飛び込んだ!

P1250713__3ココを3回目の登り。

ザイルもなくスイスイ登ってくるのは流石である。

彼の同行なくしてこの沢をクリアすることは不可能だったが、それはまだこれから先の難所でも証明されることになる。

P1250719_冒頭の写真だ。

P1250722_P1250724_自然美、神秘的、不思議な気分と感動と書いた。

まるで遊園地のアトラクションのようではあるが、数千年?数万年?の時を経て創り出された人工とは違う自然の造形美を目の当たりにする。

まさに不思議と感動、そして畏怖の念を抱く(恐れるも尊敬の気持ちを持つ)」とはこの事かもしれない。

自然の偉大さを感じつつ、ココには人が来てはいけない神聖で恐ろしい場所のように思えた。

P1250725_しかし行くしかないが、まだまだ難所は続く。

身体を転がせながら巨石を超えていかねばならない。

そして、

P1250726_P1250727_P1250728_P1250729_カワちゃんは難なく流れの激しい滝を越えていた。

滝の下までは泳いで取り付かないと行けない。

P1250730_のだっちもクリア。

私も滝へ突っ込む。

ザイルで確保してもらうが、滝の中で息が出来ず窒息しそうになり、この滝をクリアするのは断念。

やむ無く大回りで巨石を越えようとするもとんでもない事になった。

P1250857_写真が無いので、イメージで。

3mはあろうかという巨石によじ登り、滝の左岸から回り込もうとする。

しかしヌルヌルの岩に足を滑らせ、鼻と肘(ひじ)を岩の上で強打してしまった。

それだけならまだ良かったが、

P1250858_

あっ、と思った瞬間、巨石から落ちてしまった。。。

落ちる時間はコンマ何秒だと思うが、妙に長かった。

落ちた場所が水面だった為、またヘルメットとライジャケが緩衝材になったので大事には至らず。

でもフラフラした。

大げさではなく、岩に落ちていたらと思うと怖い。

ここでもし行動不能になったらすぐには誰も助けに来てはくれない。

電話も圏外、ヘリも不可能。

そういう意味では北アルプスの方が数倍安全で救助隊性も有り安心できると思った。

ここ以降、より一層慎重に足を進めることになった。

P1250731_これとは違うが、こんな巨石から落ちた。

宿泊予定の場所には全然届かず、カンタロウの滝を越える随分手前で宿泊地を決定。

P1250732_こんな感じで各自ツェルトを張った。

P1250736_トンカツさんはタープにして蚊帳で寝るようだ。

折れ木をうまく立たせて麻紐を張ってイイ感じ。

P1250748_そしてカワちゃんは完全野宿。。。

昨日から貫徹の為、そうそうに撃沈。

しかも沢登り装備のまま着替えず、焚き火で体と濡れた服を乾かすという玄人技を見せてくれる。

しかしこの装備では絶対に身体が冷えるよ。。。

他の3人は全員着替えましたよ。

P1250742_焚き火は偉大で服を乾かし、身体を温め、飯まで食わしてくれる。

殆ど濡れている流木であったが、これもカワちゃんの技術で着火に成功。

濡れててもいいからとにかくたくさん集めてきてという指示も後でよく理解できた。

夜通し焚き火をする為に。

P1250747_P1250737_P1250739_P1250740_P1250743_P1250749_沢でアルコールを冷やす。

今日の晩御飯はソースカツカレーラーメン。

魚肉ソーセージを炒めてラーメンにぶっこみ、最後はおにぎりでカレー雑炊。

しかし肉ものばかりで野菜はないなぁ。。。

疲れた身体にアルコールは効く・・・。

焚き火の気持ちよさもあって、持ってきた350ml3本は軽く飲んでしまう。

ま、これで明日からのザックは軽くなるだろう(笑)

P1500283_P1500284_P1500285_P1500286_トンカツさんは焼き鳥の缶詰にさとうのごはん系を混ぜて炒めてた。

カワちゃんは炙った牛タンをご飯に載せてた。

338157_1993853481_234large338157_1993853479_129largeあ、トンカツさんもカレーヌードルにソースカツ、そして魚肉ハンバーグ。。。

打ち合わせなしやけど同じ感じですねー。。。流行るかも。。。

P1500300_P8280124_焚き火の暖かさは想像以上、気持ち良さこの上ない。

BE-PALの世界やなー、と思いつつ談笑。

そして今日の反省に花が咲き、夜は更けていった。。。

空を見上げればキレイな星が見えた。

あぁ、自分は幸せな貴重な時間を過ごしつつあると感じながら。。。

P1250757_朝5時20分起床、思いの外ぐっすり寝てしまった。

カワちゃんはシュラフカバーに包まっていたが、朝まで焚き火のそばでチビチビウィスキーをやっていたらしい。

この人はホンマもんやなー。。。

持ってきたツェルトは枕にしただけ、マットも敷かずゴツゴツした石の上で寝るとは。。。素晴しい山男ぶりに惚れる(笑)

P1250759_朝ごはんはカルボナーラとクラムチャウダーで身体を温める。

P1250761_来た時よりも美しく、、、

片付けも完了して、さて二日目の遡行に出発!

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~黒蔵谷遡行記は大人の冒険~続く~