P1250786__2Panasonic FT1 28mm

ココはUSJのアトラクションか?!

と思えるようなゴルジュと滝。

二日目も常に不安が立ち込め、自然美と自己技量の壁が立ちはだかる。

しかしこの緊張感が素晴らしく楽しい(終わったから言えることではあるが・・・)。

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~緊張感、達成感、全てが詰まった遡行物語~

P8290125_ 今回唯一の全員集合写真。

片付けも終え、AM6:45出発。

さぁ、気合を入れて行きましょう!

P1250762__3

P1250764__3巨石がびっくりする程たくさん立ち並ぶ。

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巨石をくぐる。

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P1250770_ 今日もそう簡単には通過させてくれない。

滝と両岸狭まる洞窟状のゴルジュが行きてを阻む。

ココは今回遡行最大の「カンタロウ滝34m」がこの奥に控えている。

 



この滝を少し戻り、左岸から高巻きすることになった(遡行図には右岸となっていたが誰も気付かず・・・)。

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P1250773_個人的にはココが今回最大の難所だったと思う。

ほぼ垂直の崖を登らないといけなかった。

どう見てもいける気がしなかったが、カワちゃんはザックを背負ったまま先頭で第1ステージに自力で突破。

そこでザイル確保するので「バッチマン結び」で後続は上がってくれとの事。

この結び方に関しては残りの3人とも初めてで戸惑い、手間取った。

「バッチマン結び」がよく分からず、またどれほどの摩擦力を発揮してくれるのか不明だったからだ。

その不明さに身体と命を預けないといけないが、いけるのか?

 

行くしかない!

まさに必死のパッチで上がっていく。





カワちゃんが第2ステージへ向かう。

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P1250775_ 落ちたらホントに死ぬかもしれない、、、

大げさではなく、そんな気持ちで登った。

これは自分の手に負えない、技量オーバーな場所だと痛感。

後戻りは出来ない不安と、進まないといけない恐怖が交錯する。



その為か、このスパンの写真は私だけしか撮っていなかった。。。

その後はトラバース、トラバース。



P1250776_ しかし高巻きの着地が何処になるか分からない。

トラバースを重ね、今度はザイルで降下し34mのカンタロウ滝を目指す。

この頃には飲料も底をつき、喉がかなり乾く。

P1250780_ 下降器もお役立ち。

P1250782_全員ザイルでの登りは完了するも、沢に降りるまで2時間もかかってしまった。

沢に降りると同時に、沢の水をガブガブすくって飲んだ。

昨日までは持参した水道水飲んでいたが、もう切れたので沢水を飲むしかない。

しかし想像以上に美味しく、お腹もこわす事も無かった。

だんだん野生になってきたが、沢屋の方にはごく当たり前の事であろう。





そして到着した場所はどうやらカンタロウ滝34mまでも高巻いてしまったようで、

つまり滝を見ずに通り越してしまった。。。

あぁ、今回の核心部ではあったが。

戻ろうか、という話も出たがまだ初日に通過すべき場所まで至っておらず、

ペースアップしていかないとゴールに付けないかも、、、

ということで先を急ぐことにした。




が、、、

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P1250785_ この先は本当に進んで行けるんだろうか、、、

そんな狭小絶壁ゴルジュを更に泳ぎながら進まねばならずまた不安いっぱい。

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P1250788_ 着実に一歩ずつ。

P1250789_ 美しい緑の苔も沢では足元を滑らす。

P1250790_ しばらく落ち着いた水量かと思いきや、

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P1250798_

P1250799__2ヌルヌルと、ざましい流れの自然スライダーを沢シューのフリクション(摩擦)を効かせて上り詰める。

スニーカーなら全く無理な場所も沢シューのお陰で驚く程進める。

考えた人はホント素晴らしいと思う。




P1250801_ そしてコレでもか、というくらいに続く泳ぎ。

喉も乾き汗もかくので泳ぎは気持ち良い。

本来のペースからはかなり遅れているのでのだっちが先頭で速いペースで全員を引っ張ってくれた。

 

 

P1250803_ 水量減少。

P1250806_ 

P1250807_ 原生林。

宮崎駿の世界のようだ。




P1250809_ 

P1250811_ 蛇もでるわなー。

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P1250817_ トンカツさん。



P1250823_ 

P1250822_ のだっち。

P1250824_カワちゃん。

いよいよ沢が枯れてきた。

P1250829_ 水分を補給しておかないとまずいので微量の滝水をペットボトルに納める。

 

P1250831_ 山頂の野竹法師(970.9m)には向かわず、出会いの沢を林道方面に向かって登ることにする。

P1250833_

P1250835_

荒れ荒れ。

急勾配で慎重に登るが、後続に落石必死。 

P1250839_ もうこれ以上はロープでもないと進めないほどの急斜面。

木でも掴んでいないと落ちてしまう程。

ココも絶対に落ちてはいけない、という気持ちで慎重に登っていくが暑くて暑くて滝汗。

P1250843_ まだまだ登るか、と思いきや少し手前で林道到着。

分岐してから1時間半かかった(12時45分到着)。

疲れた、、、

精も根も尽きた感じと安堵感、達成感が入り混じった。

カワちゃんが全員の無事をビールで祝ってくれた。

林道への道筋はトンカツさんのGPSがかなり活躍してくれた。

P1250844_ 

P1250845_ 

P1250846_ あとは林道を3時間?歩くとのこと。

途中に崖崩落。

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P1250852_2時間で到着できた!




【おまけ1】

P1250850_
ザックに水抜き穴を自前で取り付け。

水をよく抜いてくれて正解だった。

これが無いと泳いだ後にザックが重くて大変。




【おまけ2】

Ap1250855_ 渡瀬温泉で疲れを癒す。



いやー、ホンマにお疲れ様でした。

今回の熊野川水系 大塔川 黒蔵谷はランクでいうと3級の上級。

まだまだ知識も経験も技量も不足の為、時間もかかって申し訳なかった。

ここはガイドさんにお金を払っても行くことはきっと出来ないほど、難易度は高いと思われた。

もちろん私個人の見解であるので、十分にご経験のある方だと問題ないのだろう。

ロープワーク並びにクライミング技術が無いと単独では極めて難しいと思われる。

そう言う意味ではジャンダルム(奥穂-西穂間)の方がかなり容易だと感じた。



途中、鼻血も出たし、肘や膝は青タンだらけになったがその程度で済んだ事はラッキーだったかもしれない。

カワちゃんは想い続けて7年目にしてようやくココに来れたようだ。

とにかく全員無事、ホント良かった、お疲れ様でした。

次回の沢はもう少しお手柔らかに・・・

 

 

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