10565171_262579217282127_3773063991 photo by のだっち

泳いでは取り付き、滝を越えていく(越えていかねばならない)。

今日の難所はいかなるものか、期待と不安を交錯させながら進んでいく。

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~そこに在るものは自然とロマン~

P1290080_ 昨日用意収集した流木は一晩中の焚き火でも燃え尽きず残った。

しっかり消火して出発。

P1290087_ どうやってこんな大きな岩が運ばれたのだろう。

沢登りの楽しみはこんな自然の不思議と出会えることでもある。

水量もぼちぼち。

P1290086_ ここは軽々越えた。

P1290090_ また泳がないと取り付けない滝。

私は近くまで行くも様子見。

P1290092_

P1290093_ 左岸ルートでナイスクライミング!!

P1290094_ 昨日の晩御飯分が減ったとはいえ10kg超のザック背負って、ヌルヌルの傾斜したトコを登るのだっちのクライミング技術は凄い!

他のサイトでも紹介されていたが、スタンスもホールドもそれらしいものはほぼ無くて、かなり滑る。

私も取り付きはしたが明らかに無理と判断し左岸を巻いた。

かわちゃんはクライム出来たと思うが、私の安全を考慮してくれ一緒に巻いてくれた。

P1290097_昨日とは打って変わって沢屋の真剣な眼差し。

P1290108_勢いある流れだけど、

P1290110_ 余裕しゃくしゃくの、のだっち(笑)。

まだ笑っていられるレベル。

落ちたら流されていくのは明らか。

10458371_262579453948770_1802136272 私は慎重に慎重に。

P1290112_ またデカイ岩。

これ、神様以外は動かせないと思う。

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P1290117_ 屈曲したゴルジュ帯を抜けると開けた場所に出た。

そう、ここが、、、

P1290120_ 一枚岩の滝、三ツ釜だ!

AM7時到着。

写真に写る全ての岩肌は巨大な一枚岩らしい。

巨大過ぎて写りが良くないと、ちまたの沢屋さんには悪評らしい。

まぁ有り得ない規模でただただスゴイの一言。

10532787_262579647282084_1167395796 コンクリートのような一枚岩を登っていくが結構緊張。

P1290128_ 一枚岩は実際は、写真の100倍くらい圧巻であった。

なんだろう、、、この不思議な事象を前にただただ圧倒された。

初めて見つけた人はさぞびっくりしたことだろう。

数千年、数万年?の時を経て削りだされた一枚岩にロマンを感じざるを得ない。

そう、沢登りには歴史とロマンがある。

10357134_262579700615412_8508374912登った二つ目の釜。

水量少なければまん丸のお釜が確認できるようだけど、この日は水量多かったようだ。

P1290125_

P1290126_

P1290129_ お釜と滝ギリギリをあるくのだっち。

超口角カメラで無いと収まりきらない。

P1290133_ お釜を登り切ると天気も良くなってきた。

もうここからは楽勝ムードで穏やかに行ける雰囲気であったが、

この先から難所の連続であった・・・。

P1290137_

P1290142_ 爽やかに晴れ渡り、そう思ってしまうのも致し方ない。

最悪は沢伝いに林道があるらしく、薮漕ぎはあるがエスケープも可能とのこと。

かわちゃんは「ここで終わって帰っても良いですよ」との事だったが、

まだ朝7時台、さすがにそれは早過ぎる!


小休止をして行動食を口に入れる。

P1290149_

P1290153_ 10m程の滝は左岸から。

最後は少し巻いたと思う。

P1290159_

P1290160_ ナメも美しい。

P1290161_ 時間も余裕となり3人で記念撮影。

P1290177_ と思っていたら、結構な滝が連続する。

かわちゃんがココまで登っていて容易に行けそうに見える写真であるが、ここは諦めた。

とてもじゃないが滑って登れない。

右岸を高巻いたと思う。

P1290180_ 巻こうとしたけど落石危険で降りてきたのだっち。

結局は左岸巻きにしたのかな。

P1290184_

P1290188_ 滝が連発。

P1290189_ 私なんかが行くとかなり難しいレベル。

滝下まで泳いで辿り着くのも困難で、

ザックをロープで引き上げてもらう作戦に出たが水量と岩に引っかかり断念。

結局下の写真のようにヌルヌルの左岸をへつり、ギリギリのフリクションで滝直下へアプローチ。

ゴルジュ帯で巻くのも困難、突破するしか無い。

なかば諦めながら、なんとかかんとかロープ確保してもらい登り上げた。

P1290191_

P1290196_ココはのだっちでさえロープで確保。

やはり重いザックでバランスがかなり難しい。

P1290197_ 今回は正直言ってもううんざりするほど滝が出てきた。

P1290186 そして巻いた巻いた。

P1290200 これは後半の60mの滝だっただろうか。

右岸から巻きにかかり先行したのだっちからOK出たので、その後を続いていった。

しかし、しかし、かなり急傾斜の泥で草の根を掴まないと登れない。

登っては滑り、を繰り返しそれなりの高さまで行くもいよいよ次に進めない。

しばらく我慢して登ったが、下を見ると絶対に落ちてはいけない高さまで来ている。

かわちゃんが滝寄りに際どい斜面を登り大木に自分を確保したようだ。

「こちらに来てください」と云われるも、行ける訳無いだろー的な斜面。

しかしそっちへ行くしか選択肢が無いけど滑るし掴む木も無い、そしてそろそろUPP(腕パンパン)になってきた。

いやいや、落ちてはいけない。

ザックは重くバランスを保つのに必死。

かわちゃんからロープを投げられるも木の枝に何度か引っかかり、こちらに届かない。

はよせなヤバイって!

なんとか掴んだロープに辛うじてエイトノットを作りハーネスに繋ぐ。

表現し難いが、トラバースしながら垂直に近い泥斜面を這い上がり、ロープが木に絡まっているため一旦ハーネスとロープを外して絡まりを解いてから再度ハーネスに繋ぐ作業をしないと次に進めない状況になってしまった。

失敗は許されない。

ミスると100mは滑落する⇒身体の保証は無い⇒腕が痛い⇒足も張ってきた⇒ザックは重い、万事休す。

しかし、行くしかない!

もうダメかと思ったが、かわちゃんのロープのおかげで切り抜けた。

しかし、、、

さらに上に登っていたのだっちも進退窮まる状況。

これまたかわちゃんからのロープが何度やっても届かない、木に絡まる。

この二人だけに心配はしていなかったが、予想以上に時間がかかっての突破であった。

精神的にも体力的にもかなり参ったが、

切り抜けた達成感は半端無く大きい。

P1290203_ もう終わりだろうと都合よく考えたが、60m大滝の後には20mクラスの滝が4段続くのであった。

P1290206_ この辺りが滝連続の終了だっただろうか。

P1290207

P1290211 ようやく穏やかな沢に変わってきて一安心。

もうこれで助かった。。。

P1290208 今回もやはり沢屋のかわちゃんに助けてもらった。

無論のだっちのクライム技術もあってのことである。

P1290212_沢の終点に到着。

ここで靴を履き替えて、

P1290213_林道歩きが1時間30分?

P1290215_ガク紫陽花に癒されながら。。。

無事に車に辿り着いた。


またひとつほんの少し経験値を重ねることが出来た。

それもこれも、かわちゃん、のだっちというレベルの高い二人のお陰であった。

いつもながら、感謝、感謝である。




≪備考≫

沢には神が宿っている。

≪2014.9.10追記≫

P1290229_ 遡行10日後の写真。

指先の皮が捲れ漸く再生しつつある状態。

直後は指先が痛くて仕方なかった。

沢登りでこんな事は初めてで、岩がギザギザで必死にしがみ付いていた事が容易に伺える(笑)。

 

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