3月のpowderに巡り合えた。
我が家に24時30分⇒のだっち宅25時⇒彦根ICは26時30分。
野伏ヶ岳(岐阜・福井の県境1674m)に行く予定であったが、高温で当日も雨の可能性があり岐阜県警に登山届けを出した後に急遽行き先変更。
気温が低く、そこそこの標高と雪崩れのリスクを考え樹林帯をチョイスしてココへ。
河ちゃんの経験とのだっちの天気予測で決まったけど正解。
駐車場手前でシャーベット状の雪にスタッドレスが効かずチェーン装着。
7:23、標高1321mからスキー1、スプリットボード2、スノーシュー1でハイク開始。
アカンダナ駐車場は雪に埋もれていた。
上高地はすぐ近く。
この辺りからワサビ谷へ。
滑ったらかなり面白いツリーランが出来そうでテンション上がる。
さすがに安定感あり!
sparkのクランポンはいろんな不具合を聞いているが、この日は問題無し。
斜度がある場合は早めに装着したほうが良さそう。
シューの為最後尾から来てもらうテラッチは雪が深くて何度か木の根元に落ちたようだ。
来期は必ずスプリットを買うようである(笑)。
11:30、標高2169m、出発から4時間で850mアップして休憩。
河ちゃんはココでもうドロップしようと言い出し祝杯。
しかしあと355mならピーク目指すか、という事に。
しかし雪崩れリスクを考え今回はココは止めた・・・。
さてココからピークを目指すが、河ちゃんは雪洞掘って待機するとのこと。
スリリングな尾根も周りの視界が開けて素晴らしい。
しかし2400m越えた辺りから強風で雪は飛ばされ山肌は硬くなってきた。
十石山まであと標高で約70m、キツイなと思った風も爆風に変わり立っていることも困難になってきた。
風速は恐らく30m/s以上ではなかろうか、もし風に煽られ尾根の左側の谷に落ちたらマズイ事になる。
推測気温マイナス10度、強風を考えると体感温度はマイナス20度以下か。
これ以上シールで上は目指せないのでココに荷物はデポすることに。
しかし私の技量でピークを目指せる状態ではなく、私はココで降りることを決めた。
どっちにしても下りをシールで行くには危険なのでアイゼンに履き替えた。
のだっち、てらっちはアイゼン、ピッケルでピークを目指した。
風速30m/sで尾根を下るのは身体がふらつき大変危険であった。
アイゼンでは雪を何度か踏み抜きコケタ。
しかもトレースは無くなり視界はあるものの道を間違えた。
バラクラバの口の周りは凍りつき、手先もジンジン痛んだ。
早く風の無い場所へ下りたいと焦った。
河ちゃんは黄色いツェルトを出して居たのであるが、私は別の人のものと勘違いして「あぁ、こんな日に物好きな人も居るのだな」と思って別の尾根を下ろうとしていた。
ここで滑れる用意をして2人を待つ。
なんとピークハントして帰ってきた!
とても人間の行く状況ではないと思ったが、さすが鉄人である。
その後はウハウハの滑走。
斜度も十分ありボウルがとても気持ち良し!!
最高でした!
あとはフラットな道路を下るが自分たちのトレースを滑れたので計算どおりスムースにいけた。
ただ私はスキーモードにして下ろうと思ったが、これは無理。
そういう意味ではヒールロックはやはり不要かも。。。
48Rさん御用達の板に付いた雪を取り除くのにブラシもスクレイパーも活躍!
行きの東海北陸道はずっと雨でどうなるかと思ったが、雪も山も楽しくいけた大満足!
皆さん、ありがとうございました!!
さて次は何処へ?