真っ白いキャンバスに思い描くそれぞれのLINE。
龍王岳からのビッグバーンは初滑走、大満足であった。
24時15分おさると高野を京都、彦根で寺ちゃんをピック。
運転中、北陸道に入った辺りで気が付いた。
「クライミングシール忘れた・・・
マジか・・・∑(゚□゚;)ガーン」
①取りに帰る?
②現地でスノーシューレンタル出来る?
③ツボ足で登る?無理やろ・・・
夜中25時、思考回路が動かないまま運転するが、もう致し方ない。
今回の立山は終わってしまった・・・。
3回も忘れ物チェックしたはずなのに自分のマヌケ度に呆れてしまった。
しかし、、、
4人で立山に向かっているのに帰るわけにもいかず、方々で呟いてみる。
すると、、、
「あらっ、シール忘れですか?私も今日から立山入りなので、良かったらシール持って行きますのでお貸ししますよ」
立山のレジェンドIさんから直メールを深夜26時8分に頂戴する。
「ま ま ま マジですかぁ!!!!!((◎д◎ ))」
こ、この時間にこんな優しいメッセージを頂くなんて、たまげてしまった。
しかも依然少しメールのやり取りをしただけで直接話をした事もない方、しかも二日ともOKで、しかも同じみくり温泉に宿泊されるとのこと。
恐れ多くもGENTEM stick Maxforce164にセットしておられたシールで、私のFANATIC S-one157は7cm短い。
しかしテールクリップを調整させて頂き、長さも横幅も奇跡的にピッタリ。
本当に本当にIさんありがとうございましたm(_ _)m
まさかまさかの出来事にこの日の日本中で一番幸福なヤツでは無いかと思えた。
そして無事室堂からシールを装着させて頂く。
真ん中やや右にあるのが槍ヶ岳だ。
一の腰から富山大学小屋まで登り行動食。
縦溝が少し気になったけど満足!
次回のリピも決定。
鬼岳へ登り返そうかと思ったけど、一の腰から雄山へ向かうことに。
おさるは体力限界らしく、そのまま単独で雷鳥荘へ向かってもらうことに。
体調、体力は万全に。
ラリッてる寺ちゃんとヤマネチの私(笑)。
岩より上は14時半でもカリカリ、下は緩んで居たけど場所により縦溝。
あとは宿に戻るだけ。
しかし快晴[E:sun]
「標高2410m」日本一高所の天然温泉。源泉100%かけ流し。無加水。無加温。
曇っているけど景色も良い。
風呂上りだけど寒いのでダウンを着込む。
もう言葉も出ないほど美しく神秘的だ。
年に何度か訪れる緩やかに流れる時間、
生きている瞬間を感じる幸せ、良き仲間と山に感謝。
私が泊った山小屋の中では1番美味しかった。
雷鳥荘も美味しいが、私の口にはみくりに軍配。
夜はシールをお借りしたIさんと合流させて頂き、雪山の著名人の方のお話を聞かせて頂いた。
いつも買っている有名雪山情報誌の編集長さん?、立山を滑り尽くしているガイドのJさん、割れまくりを企画した方とか、、、
刺激に溢れるお話を聞けて鼻血でそうでしたww(今回は出ず)。
初セッションですね。