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今年最後のレース参戦、人生4回目。

FAIRY(妖精)が居る神秘的な森とトレイルを楽しみに走る。

走りながら撮ったスマホ写真に文字を張り合わせてみたが、FAIRYTRAILが表現出来たかな(笑)。

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~妖精の森を走るトレイルレース、蜂に刺される~


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Dsc_2189_ 行きの名神高速道路は雨。

前日は仕事の為、宿泊できず「朽木道の駅」で車中泊。

PM11時頃到着するも駐車は問題無かったが、雨の音でなかなか寝付けず。

AM3時半に起きて身支度。

専用駐車場(1000円事前予約要)へ移動し、バスで会場へ移動。

Dsc_2172_ 今回の準備はコレ。

・ザック3L

・水は250mlフラスコのみ(正解!)

・aminovitalゼリーは250mlフラスコ2個半

・150mlフラスコにはPowerGelバナナを4つ

・ZEN(8粒)と塩熱サプリ(6粒)はビニールに

小雨なら超軽量ウィンドブレーカー(左下の白いのん)と思ったが、スタート時点で結構降ってきて焦った。

▲ゴールして残ったモノ▲

・粉末aminovital1本、PowerGel梅1個、PowerGelバナナも1個分くらい。

※ザックは段々軽くなっていくが、スタート直後重いとやはり走り難い。

Dsc_2198__3 6:30スタート直前、この緊張感に包まれる時間もまた楽しみの一つである。

Dsc_2199_

Dsc_2200__3

気温は13~16度と高めの為、短パンとノースリーブにした。

汗かきなので正解であったが、稜線で雨に降られた時はやや寒かった。

Dsc_2201_ 6:36 スタート直後30~40番目くらい、恐れ多くも先頭集団の最後方辺り。

オレンジTシャツは女性2位の吉住友里さん。

蛇谷ヶ峰から第2エイドへ向かう下りで、私の目の前で豪快にヘッドスライディング(こけた)され抜かしてもらったが、

結果彼女の方が20分以上先に到着していた。

小柄だけど男性に負けない素晴らしい走りであった。

Dsc_2203_ 6:42 既に落ち葉もキレイな紅葉。



Dsc_2205_ 7:35 第1エイド朽木スキー場の手前。

黄色のノースリーブはUTMB2015(ウルトラトレイルデュモンブラン170km)12位(日本人最高位)の土井さん!

招待選手で今回はお気軽に走っておられたようであるが、超軽やかな足運びであった。


そしてこの辺りの登りで、

ふくらはぎとわき腹に急激で強烈な痛みが発生。

前の緑の方も同様に

「痛いっ!!!(>_<)ヒルにやれた!」

こんなにヒルって痛かったっけ?!と思いながら、走りながら見えないヒルを落とそうと必死に振り払う。

しかし激痛が取れないまま走っていく。

第1エイドで「ヒルにやられたのですが、薬無いですか?」と聞いてみたが、キョトンとした顔された・・・。

レース終了してから分かった事であるが、スズメバチ?!だったらしい・・・。

私は2箇所、土井さんは9箇所(らしい)。

この件は後述。

Dsc_2206_ 8:09 蛇谷ヶ峰辺り?本来なら琵琶湖が望める稜線のはずが、真っ白け。

雨も降ってくるし暑いけど寒い。

下りは走れるがヌカルミが酷く慎重に、でも少しでも早く足を進めないといけない。

Dsc_2208_

Dsc_2209_ 9:29 第2エイド(22km)までは3時間、レッドブルを飲む。

この手前で足のスネまでつかる川コースも。

靴の中はグジョグジョ・・・。

Dsc_2210_ 9:48 今回の核心部、

白倉岳949mまで標高差700mを距離3kmで登る。

ここはさすがに堪えた。

トレランはもう金輪際止めようと思ったほど辛かった。

急な直登もぬかるみズリズリ滑るしもちろん走れるはずも無く、頂上までに10人くらいの方に先をお譲りした。

そしてコレで終わりかと思ったら白倉岳までに南岳940m、中岳940mがあり登っては下りで足は完全に終わった・・・。

疲れすぎて白倉岳の写真は無い。



Dsc_2211_ 11:01 これが妖精の象徴?

第3エイド手前30分くらいの場所。

登りで終わったと思っていた足も下りは案外動くもので、ゆるめながら走れた。

乾燥していたら落ち葉ふかふかで最高のトレイル。



Dsc_2213_ 11:37 この通りキレイなトレイル、思わず立ち止まって後方の方に抜かされて(笑)。





Dsc_2214_ 11:42 第3エイドを越えてすぐ辺り。

確か第3エイドでは鮎の天婦羅とかあったらしいが、わき目も触れず給水とRedbullのみでゴールへ向かう。

あと7kmを残すが、1時間遅れでスタートしたショートコースに参戦するバンちゃんと約束した、

「12時30分にゴールで会おう!」

に間に合わなくなってしまいそうだったので。

Dsc_2220_冒頭のFAIRYTRAIL写真を撮った辺り。

あまりにも雰囲気が良く、濡れた落ち葉も気持ち良く走れた。


この辺りからショートコース参戦の方に追い付きはじめた。

時計を見るが6時間を切る(12時30分に間に合う)のは難しそう。

ようやくトレイルを抜け残り1km程のアスファルト道を走った、走った。

Dsc_2223_12時41分FINISH。

小一時間ゴールで待っていてくれた同い年のバンちゃんと記念撮影。

少し遅れてしまいましたが、ホントありがとー、感謝!!

なんど通ってもフィニッシュラインは感動。



朽木てんくう温泉で久しぶりに近況を語り合えてゴールの喜びもいっそう大きくなった。

良きトレイル、良き仲間に恵まれた。

Adsc_2239_65位/577人であった。

10%には入れなかったが自分の力は十分に発揮できたので良し。

順位は出るが、トレランは自分と向き合う最良の時間である。

自分の強さ、弱さ、成長が見て取れるのである。



Dsc_2226_ 帰路は晴れ。


Dsc_2230_ドロドロ。

【シューズ所感】

クッション性は良かったが紐の結びが甘く足の指は3つ血豆。

アスファルトが少なかったのかソールは殆ど磨り減らず。

ぬかるみの下りも前傾の体重移動がうまくいけば滑らなかった。

210gと超軽量なのでレースには使えると思う。



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Dsc_2231_帰宅後も痛みが止まらない。

帰路途中に@N650さんから話を聞くと、かなりの人がスズメバチに刺されたらしいとのこと。

速報を運営するDogsorcaravanにも毒抜き治療する写真が出ていた。

7時頃に刺されてから10時間経過しているが、ポイズンリムーバーで毒抜きをしてみた。

Dsc_2233__2

Dsc_2234_

毒かどうか不明であるが、3分ほど圧を掛けてみたら出てきた。

左がふくらはぎ(透明液体)、右がわき腹(白い泡が出た)。

アナフィラキシーショックが出ると死に至る可能性もあるようだが、刺されてから5時間は走ったので問題なかろうと。

しかし激痛・・・。

足はムクミ、わき腹はおにぎり小くらい腫れた。

Dsc_2235_ 毒抜きした後はステロイド系軟膏と患部を冷やした(これが正解か分からない)。

そして後で分かった事であるが、相当数の方(10~30人?)が刺されていたようだ。

自分は見なかったがスズメバチの巣があったらしい。

ただ本当にスズメバチなのか、普通の蜂なのかは不明。

いずれにしても命に異常無しで良かったが、レース3日後の現在も痒みあり。

やられた場所が黒いふくらはぎタイツであったので、

今後山には黒は止めようと思う。

ポイズンリムーバーも必須にしよう。

9箇所やられたらしい土井さんも黒の短パンを履いておられた。






Dsc_2237_夜は子供の誕生会。

今日もよき一日に感謝。

~おしまい~

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