11月末、乗鞍へ。
休暇村乗鞍高原(標高1590m)で仮眠、朝焼けを迎えながら準備して、
まだ静かなゲレンデを上がっていく。
本日目指すべき場所はあの真っ白な山の先っちょ。
ゲレンデのシュプールは昨日降雪が無かったことを知らしてくれる。
雲が見当たらない。
スプリットボード3日目、シール2日目の奥さんを標高1500mアップに連れて行くのはどうかと思ったが、
天気も良いし行けるところまで行こって事に。
ゲレンデ上部を超えると低温で雪が元気に立っている。
滑ったら気持ちよさそうだ。
しかしツアーコースは雪が全然足らずアップダウンでボコボコ。
これも良い練習になるか。
しかし帰りが大変だな、と不安になる。
まぁ行くしかない。
樹林帯を超えてきた。
もう2400mくらいまでは来ているだろうか、あと600標高を上げたい。
しかし見事な青と白の世界。
風も思ったほど無い。
写真の修正は一切していない。
肩の小屋でスプリットボードをデポし、
奥さんは空身で私はザックを担いで剣ヶ峰3025mを目指す。
朝日岳2975mの斜面の向こうに北アルプスの山々が見えた。
更に登っていくと硬くなった雪のが岩肌を隠していた。
しかし今回ここまで行く想定をしておらず、アイゼンは家に置いてきた。
ツボ足でも行けないことも無いが、奥さんはYONEXのステップインで重くて歩き難そう。
きっとまた来る機会があるだろう、と潔く撤退。
しかし2900m迄は行ったと思う。
安全第一だ。
バックカントリー2回目なのに、よく頑張りました。
むしろ滑る方が不安(笑)
なんだか可笑しい滑り方と思ったら、スプリットボードのビンディングを前後付け間違えて、
ノーズを前にして滑走していた・・・。
そしてツアーコースのボコボコは全く滑る事が出来ず、
スプリットボードをソリにして滑走(^_^;)
しかしそのガッツを褒めてあげたい!
こんな木が出ているツアーコースは初めてだった。
なんとか難所を超えてゲレンデへ。
どうもストックを持って滑った方が立ち上がりやすく、また安定するようで。
BC2回目で標高1300m上がれたのは天晴れでした!!
帰路の温泉は「湯けむり館」へ。
源泉かけ流し。
どっかで食べたラーメン。
体力はあるので、技術のカバーは慣れで補えそうである。
素晴らしき一日、お疲れさまでした。
おしまい。